燃えよ!ウルトラ六兄弟!!
【1,はじめに】
おはこんにちこんばんは。
今回は6/26に4年振りの新規コラボブースターとなった『ウルトラマン ウルトラヒーロー英雄譚』のカードを採用した「ウルトラ六兄弟デッキ」をご紹介させていただきます。
【2,コラボブースターの始祖的な存在】
「ウルトラマンデッキ」を紹介する前に少し説明。そもそも、ウルトラマンに限らずコラボブースターと言う物は存在していましたが『コラボブースターを独立した商品展開をして行く最初の商品』として独り立ちした際の最初のテーマとして抜擢されたのがウルトラマンでした。
ターゲットが明らかに30代以上の少年のまま育った大人でもありましたが、それを言うのは無粋ですね。
では、長ったらしい事などは書き記しても仕方ないので今回の「ウルトラ六兄弟デッキ」の紹介をしていきましょう。
【3,デッキレシピ】
合計枚数42枚。少し多いかなって印象はありますが、使っていく中で調整して行ければ良いかと。
【4,ピックアップカード】
〇スピリットカード
・『初代ウルトラマン』
…召喚する際にデッキ横へコアを置き、お互いのエンドステップ時に自身のネクサスへとコアをおける擬似コアブースト効果(原典のカラータイマーを再現で、置けるネクサスが無ければ、コアはボイドへと送られる)。デッキ横のコアが尽きると、青としては珍しいコスト帯を選ばないスピリット/アルティメット破壊をしつつ手札に戻り、再召喚を狙える(ただし、このスピリット自体がフィールドを離れてしまうとデッキ横のコアは残っていたとしてもボイドに戻る)。
・『ウルトラセブン』
…召喚時効果で相手スピリットの破壊と破壊したスピリットのコストに応じた相手のマジックカード使用を封殺する効果。しかしながら、破壊する対象はターンプレイヤーが任意選択ではなく、最もコストの低いスピリットを対象に取るため、コスト帯がバラけてしまっていると難しい効果。
「ウルトラセブン」の強みは自身のトラッシュにあるネクサスの蘇生配置。色やコストを選ばないネクサス配置なので、相手によるネクサス破壊や創界神ネクサスの配置の神託でトラッシュに落ちたネクサスの再配置が最大の魅力。
また、ウルトラマンを含むスピリットなので、ウルトラマンを対象とした名称サーチにも引っかかる。
・『ゾフィー』
…ウルトラマンを含むスピリットが効果破壊されたときにノーコスト召喚で疲労状態でフィールドに残してくれる効果を持つスピリット。破壊されたスピリットすべてを残せるので、ウルトラマン以外も疲労状態で残せるのも地味ながら強い効果。ただし、破壊のみにしか対応していない為、コアシュートやバウンスでは召喚できないのがネック。フィールドに残す以外の効果がないので召喚後はほぼ完全なバニラ。
・『ウルトラマンジャック』
…別名「帰ってきたウルトラマン」。初代ウルトラマンに非常に似た姿だが、効果を含めて全くの別物。Lv1,2は破壊と消滅(特に破壊はバトルでの破壊も含まれる)に対して手札に戻る効果。3コスト帯のスピリットなので、何度も使い回せる。Lv2効果の破壊も射程圏内が中コスト帯のコスト6なので、それなりの仕事をこなしてくれる。
・『ウルトラマンA(エース)』
…「ウルトラヒーロー英雄譚」で収録された新規スピリット。スピリットのアタック後バーストで、コスト4以上のスピリット/アルティメットのアタックではライフが0にならない「デルタバリア」内蔵型のバーストスピリット。また、バウンス耐性も自前で持っているのもポイント(ただし、入れ替わらないの一文もあるので、チェンジで手札に戻らないデメリットもある)。
アタック時には相手のスピリット/アルティメットを手札に戻しつつスピリット限定の耐性を持つ効果。安定してデルタライズクローを煌臨させられるデザインのスピリット。
・『ウルトラマンタロウ』
…こちらはライフ減少後バースト。バースト効果でコスト8以下のスピリット/アルティメットを破壊しつつ1枚ドローで、破壊範囲が広いので大抵のスピリットやアルティメットを除去できる性能。
Lv2,3のフラッシュ効果は原典の「ウルトラダイナマイト」の再現で、自爆しつつコスト合計8までを破壊する効果。コスト8までなので、バースト効果とは異なり大抵の低コストをまとめて除去できる青らしからぬ効果。
エンドステップ時にソウルコア支払いで手札に戻せる効果も使い回しができる効果なのは優秀。
・『タイガの父 ウルトラマンタロウ』
…アクセル持ちのダブルシンボルスピリット。アクセル効果が兎に角、凶悪で4枚オープンで4コスト以下の青ネクサスならコスト払わずに配置しつつウルトラマンスピリットを回収する効果。配置できるネクサスは青一色ではないのでウルトラマン系の創界神だけでなく、4コスト以下の青さえ含むネクサスなら何でも配置できるのが強み。
・『ウルトラマンゼット オリジナル』
…ウルトラ六兄弟ではないが、このデッキにおける唯一の召喚/破壊時のサーチカード。
オープン枚数は2枚と少ないながらも、ウルトラマンを含むカードであれば対象を選ばないのでこのデッキ内では高確率でヒットさせやすい。
シンボルも白に変える事ができるので、白シンボルを要求する他のウルトラマンデッキでも活躍が見込める一枚。
〇ネクサス
・『来たぞ われらのウルトラマン』
…「ウルトラヒーロー英雄譚」でもボックス封入特典として再録されたカード。
ウルトラマン専用の創界神ネクサスにして、ウルトラマンデッキにおける最強の創界神ネクサス。
ターンに1回のウルトラマンを含むスピリットがフィールドを離れる際に「来たぞ われらのウルトラマン」上のコアを1個置けば同じ状態でフィールドに残せる、「ゾフィー」や「M78星雲」の完全上位互換の効果。
このネクサスが3枚あれば最大3回、神託で乗っているコア数が多ければ多いほど、フィールドに残せるウルトラマンの対象を増えるなど、生存率が高い創界神ネクサス。
そして、Lv2神域がウルトラマンを含むスピリットが全てが最大レベルに引き上げてBP+5000にさせる効果。維持コア少なくパワーを底上げさせられる効果は悪く言えば「雑」な効果で良く言えば「楽」な効果。
ただし、耐性などは一切ないので、創界神ネクサスを破壊するものには非常に弱い側面もあるので過信は禁物。
しかしながら、除去される事が無ければかなりのアドバンテージが得られる一枚。
・『深紅のファイター ウルトラセブン』
…二枚目のウルトラマン専用創界神ネクサス。
スピリットの「ウルトラセブン」と同様にウルトラマンとしても扱うカード。
配置時効果で、手札にある「配置時効果を持たない」ネクサスをコストを支払わずに配置できる効果。この創界神ネクサスと同じネクサスや配置時効果を持つものは対象外とはいえ、0コストで強力なネクサスを更に展開できるのはインチキレベル。先行で最大2シンボルを確保できるのは強く、配置と神託を合わせて最大で4コアの神託させられるのでLv2神技もスグに使用可能(Lv2神技は、ブレイヴのコストを無視したコスト6以下破壊でちょうど良い範囲内の破壊)。
・『ウルトラマンキング』
…ウルトラコラボ初のXXレア創界神ネクサス。こちらもウルトラマンデッキ専用のネクサス。
Lv1神技は、『ターン中、本来のコストが9以下の相手スピリットを強制的にコスト0/BP1000,青シンボル固定』にさせる効果。
この効果は、相手のスピリットを煌臨元にさせない・ブレイヴ条件を満たせなくさせる・BPバトルで負けなくなる・ダブルシンボルスピリットの打点を無理やり1点にさせるなど、相手を弱体化させられる上に回数制限もなく、コスト帯破壊が多い青においてコア2個を支払う以上の見返りが得られるのは非常に強力。
Lv2神域は要求数が6個と多いものの、自身のアタックステップでシンボル1つのスピリットがダブルシンボルスピリットに固定させられる効果。
ウルトラマンスピリットに限らず、自身のスピリット全てが対象となるので、アルケーガンダムなども対象に含まれるので相手のライフへより圧力を掛けられる効果で、実にコラボのXXらしい一枚。
・『光の国』
…ウルトラマンを含むスピリットを早出しさせられるネクサス。
このネクサスを疲労させるだけで、軽減シンボルを全て満たして召喚させられるので、高コスト帯が先行3ターン目で召喚させられるのが強み。青以外の色の軽減シンボル持ちのウルトラマンでも難なく出せるのは強力。
Lv2効果は自身の効果で相手スピリットを破壊した時のコアブーストで地味ながらもリソースを稼げる。
〇マジック
・『ゼペリオン光線』
…専用ドローマジック。ウルトラマンスピリットがいれば、キングスコマンドのバースト効果同様のドロー枚数に変更される。手打ちできる専用マジックとしてはかなりのアドバンテージを得られる一枚。
召喚時バースト持ちでもあり、バースト効果はブレイヴのコストを無視して6以下のスピリット破壊なので序盤の召喚時持ちを処理できる。
・『キングスコマンド』
…ここ最近の召喚時バーストの中でもかなり強力な効果。また、フラッシュ効果も青にしては非常に珍しい『アタックをさせない』効果。
装甲などの耐性には弾かれる効果ではあるものの、非常に強力な効果。
・『スペシウム光線』
…ウルトラマン専用のマジックカード。
破壊範囲はコスト5とごく普通のマジックだが、ウルトラマンを含むスピリットか創界神ネクサスがあると一気に効果範囲が広くなり、スピリットだけなくアルティメットに加えコスト8以外までを射程圏内に捉える。そして、特筆すべきは重装甲/超装甲以外では防げない耐性貫通。
ブレイヴと合体してコストが底上げされていたりすると破壊できないものの、オープンや神託時に回収できるので破壊系マジックの中でもかなり優秀。この一枚で大抵の事は解決する。
【5,不採用カード】
・『ウルトラマン系のサーチカード』
…「ウルトラマン ゼットオリジナル」以外のサーチカード。
どうしても加えたいカードが限定的になってしまう事とタッチで入れるにしても少し噛み合わないと判断で不採用(その他のサーチも同様の判断)。
・『M78星雲』
…創界神ネクサス以上に破壊されやすいカードなので不採用。あったら嬉しいかなって思う場面があったりなかったり。
・『煌臨系のカード』
…煌臨系でアドバンテージを得られたら楽だと思うけれど、このデッキでは必要性を感じなかったので不採用。
・『若きウルトラ戦士 ウルトラマンゼロ』
…相手のバースト発動後に出せるのは強力だが、タイミングが難しい事と毎回手札に引き込めていられる保証がないので、不採用。
【6,デッキの運用】
「タイガの父 ウルトラマンタロウ」や「深紅のファイター ウルトラセブン」で如何に早く「来たぞ われらのウルトラマン」、「光の国」を配置出来るかが課題。神託でトラッシュに行ったネクサスは「ウルトラセブン」で釣り上げて来れるのでさして問題ではないです。
召喚時を多用するスピリットには「キングスコマンド」や「ゼペリオン光線」で処理しつつ、手打ちに頼らずに相手をフラッシュタイミングで破壊できる「深紅のファイター ウルトラセブン」や「ウルトラマンキング」の神技も地味ながらも優秀なので盤面を見つつ対応していきましょう。
また、速度は遅いのもデメリットのデッキなので、速度を上げていくデッキにはどうしても対応ができない可能性もあります。
【7,さいごに】
今回のデッキのコンセプトが『ウルトラ六兄弟』なので、なるべく原作再現を目指してデッキを製作しました。
使っている中で、サーチ不足を感じたのでサーチカードを一種採用しましたが、なかなかに面白く回せたと思います。
それでは、皆さん楽しいバトスピライフを。